知る人ぞ知る北京の出版レーベル「読庫」とエジソンが、初めて協同した翻訳出版プロジェクトです。本書は、著者の髙仲健一さんが自給自足の山暮らしを描写した「絵ッセイ(絵画+エッセイ)」で、見開きごとに、李朝民画を手本に描いた絵、漢籍から引用した一節、ショートエッセイの3つの要素で構成されています。
本書は日常的に漢字に親しんでいる中国人読者からも、好評を得ました。また、編集部の強い希望により、本の中の絵を使用した「読庫」オリジナル商品のNOTEBOOKも制作し、同時発売しています。
出版翌年には、無印良品上海755旗艦店の3階Open MUJIで、髙仲さん本人を招いて出版記念トークイベントを実施。会場には、『山是山水是水』の原画作品や、髙仲さんの陶芸作品も中国本土で初めて展示しました。トークイベントでは「読庫」の編集長・張立憲さんをゲストに迎え、髙仲さんの創作秘話や、山暮らしについての話で盛り上がりました。イベント参加者は、事前予約制で50名を上限に募集したものの、その数を大幅に上回る295名から応募があり、熱心な中国人読者の存在を感じる印象深い企画となりました。