千葉県の南房総にあるアトリエ兼住居で半自給自足の生活をしながら、独自の陶芸や書画の世界を切りひらいている髙仲健一氏。そんな髙仲さんからの久しぶりの電話は「髙仲動物園という本をつくりたい」というものでした。動物というのは、髙仲さんが一緒に暮らし、ほとんどすべての陶器や書画の画題になっているブタ、イヌ、ネコ、ヤギ、ニワトリたちのこと。
1月にはカメラマンの永禮賢さん、デザイナーの岩橋謙さんと現地入りし、撮影の合間に書籍の編集方針や造本設計を打ち合わせ。髙仲健一の暮らしと作品の両界に連環している動物たちをどんな一冊に立体編集するか、鋭意構想中です。本書は、2020年秋頃に刊行予定です。