本と文字は不可分の関係です。では、世界にはいくつの言語があるのでしょうか。3000とも、7000ともいわれ、いまだ定説をみません。それほど言葉というものは多様です。その一方で、遊ぶためにつくられた、いわゆる「しかけ絵本」(ポップアップ絵本)は世界共通といっていいでしょう。
2016年に、パリのMUJIから「本を使って何かできないか」と依頼を受け、2000冊の「しかけ絵本」を世界中から集めた期間限定コーナー「Pop Up Planet」を開催しました。これが好評を博し、2018年にはパリで事前に募集したリクエストを元に、世界各国の絵本を紹介する「えほん探偵 Picture Book Detective」を開催しました。
「凸凹ザラザラな絵本」や「100年前のビンテージ絵本」など、16の異なるテーマに沿って、約2000冊を世界各国から取り寄せました。

「えほん探偵 Picture Book Detective」のメインビジュアルは、スペイン在住の人気イラストレーター、Violeta Lopiz氏に依頼。絵本『Amigos do peito』に収録されているイラストをベースに、「えほん探偵 Picture Book Detective」のために新しく描き下ろしてくれました。色とりどり、形もさまざまな街並みの中に、ひっそり「えほん探偵」がかくれています。
