「本が生きる第三の道を照らす」――。内容力は少しも失っていないのに、「キズ」や「ヨゴレ」があるために廃棄されてしまう本たち。「サードハンド ブックス」 は、ダメージのある本を救い出し、製本職人の手によって一冊ずつ再生させていく本のアップサイクル・プロジェクトです。
長野県上田市で古書売買を手がけるバリューブックスと、手製本を手がける「本づくり協会」の協力を得て、初回として400タイトル400冊の文庫本を再生させました。
バリューブックスが運営する「NABO」(ブックカフェ@上田市)でお披露目となる展示販売会を開催しました(2020/2/18〜3/2)。無印良品・銀座4階の書籍コーナーでは、2020年春からMUJI BOOKS文庫「人と物」シリーズのダメージ本を再生した約200冊を販売します。
「サードハンド ブックス」のシンボルロゴは、美篶堂の上島明子さんのご縁で、美術家の望月通陽さんにお願いして作ってもらいました。第三の道で待っている次の読者に手渡したいという思いを込めています。