帝京大学八王子キャンパスの図書館「Media Library Center」(MELIC)は、2012年、大改革に着手し、「共読ライブラリー」プロジェクトが始動しました。その際、企画・運営の総合ディレクターを任されたのが「松丸本舗」(2009~2012年)でチーフエディターを務めた櫛田理(現EDITHON代表)であり、編集工学研究所所長の松岡正剛氏監修のもと、多方面でプロジェクトを推進しました。

「共読」というコンセプトを打ち立て、手書きでコミュニケーションできる黒板本棚の誕生、有志の学生からなる図書館の部活動「共読サポーターズ」結成、オンライン読書プログラムの開発など、活動は多岐にわたります。又吉直樹さん、蒼井優さんも読書のセンパイとして参加するなど、大学図書館の可能性を広げました。「読書服」や、『MOON PHASE』もこのプロジェクトの成果です。
