EDITHON | 平出隆『ppripo』

EDITHON

2021.12.01

出版 平出隆『ppripo』

詩人の平出隆さんが親しい人だけに贈ってきた絵葉書の図録集ププリポ。葉書は2ページの本である。

詩人の平出隆さんの新刊『ppripo』を図書印刷BONBOOKレーベルから刊行しました。この本は、詩人が出した絵葉書の図録です。表には偏愛する写真を、裏にはオリジナルの葉書フォーマットに章句を添えた « private print postcard »(通称:ppripo/ププリポ)は、平出さんが親しい人だけに贈ってきた極めて私的な出版プロジェクトです。帯には「葉書は2ページの本である」と、版行声明のような一文が綴られています。

BONBOOKは、老舗印刷会社がはじめた少部数の出版レーベルです。

web|https://bon-book.jp/publishing

書誌情報

書名 ppripo
著者 平出 隆
刊行日 2021年12月1日 初版第1版発行
発行元 図書印刷株式会社 BONBOOK
企画+編集 櫛田 理
制作 株式会社EDITHON
写真 髙橋健治
デザイン 須山悠里
造本設計 田中義久
販売協力 図書印刷株式会社
ISBN 978-4-910462-04-2
定価 1980円(本体1800円+税)

著者プロフィール

平出 隆 (ひらいで・たかし)

1950年、福岡県生まれ。詩人・作家・装幀家。数々の詩書がある一方で、本に切手を貼って送る «via wwalnuts» 叢書をみずから手がける。主な著書に『家の緑閃光』『猫の客』『葉書でドナルド・エヴァンズに』『遊歩のグラフィスム』『鳥を探しに』ほか多数。1984年『胡桃の戦意のために』で芸術選奨文部大臣新人賞、1994年『左手日記例言』で読売文学賞、2002年、はじめての小説『猫の客』で木山捷平文学賞、『ベルリンの瞬間』でJTB紀行文学大賞を受賞、『伊良子清白』で芸術選奨文部科学大臣賞および自装で造本装幀コンクール経済産業大臣賞など、多彩な受賞歴がある。2018年にはDIC川村記念美術館で[言語と美術──平出隆と美術家たち]展を開催するなど、国内外の美術館やギャラリーで展示をおこなっている。

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