1979年東京生まれ。はじめての愛読書はレオ・レオーニの『あおくんときいろちゃん』。東京都立小山台高等学校卒。高校卒業後、渡米。ペンシルベニア州立TEMPLE大学でFilm & Media Arts学部卒業。卒業制作ではシモーヌ・ヴェイユの『重力と恩寵』を映像化し、Honors(首席)として卒業。
2002年帰国。「編集」の可能性をもとめて、松岡正剛の株式会社編集工学研究所に入所。入所半年後には、「本は3冊で読む」をテーマに全国の書店を巡回した選書企画「三册屋」(さんさつや)企画を立ち上げ、丸善丸の内本店との実験的書店空間「松丸本舗」(2009〜2012年)では、「顔本」「本の福袋」「本家」など、本屋の常識にとらわれない企画をチーフエディターとして牽引。
2011年には所内に「BOOKWARE事業部」を立ち上げ、部長に就任。本と本以外をつなぐ様々なプロジェクトを旗揚げし、赤十字、イトーキ、帝京大学図書館などの「ライブラリー」プロジェクトを推進。師である松岡正剛からは「本蔵」と「相」の2文字を贈られる。2014年に退所し、翌年には株式会社EDITHONを設立。無印良品のショップインショップとして立ち上げたMUJI BOOKSでは、現在まで監修ディレクターとして国内および海外の店舗開発・選書・出版を総合監修している。
2017年から刊行を続けている無印良品の文庫本「人と物」シリーズでは編集長を務め、2018年にEDITHONが刊行した初の自社出版物『編集手本』は、第53回造本装幀コンクール「日本印刷産業連合会会長賞」を受賞。2020年には設立5周年を迎え、次なる本と編集のプロジェクトに邁進中。